ウォーターピックは英語で水のつまようじを意味し、水流により口腔内を清掃する、アメリカのウォーターピック社製の家庭用口腔洗浄機です。
歯間の食べかすやプラーク(歯垢)を取り除くクリーニングの働きと水圧による歯肉へのマッサージ作用で、歯肉炎の予防に効果的とされています。

歯肉炎とは歯周病になる手前の症状で、歯茎に炎症が起きている状態をいいます。
歯茎が赤みを帯びて腫れたり、ブラッシングの際に出血するなどの症状が見られます。
歯肉炎の炎症は、毎日のオーラルケアを怠ると、歯間や歯と歯茎のすき間である歯周ポケットに残った食べかすなどが、ネバネバした細菌の膜を作り増殖してプラークとなり、歯や歯茎にダメージを与えることで起こります。
歯周病は痛みの信号がほとんどないため、放置しておくと次のステージである歯周炎や歯槽膿漏へと進行し、歯が抜けてしまうこともあります。

歯肉炎を予防するには、毎日の適切なオーラルケアで、しっかりとプラークを除去することが重要です。
プラークは食後8時間ほどで生成され、約48時間で歯石になってしまうことが明らかになっています。
そのため歯周病の予防は時間との勝負であり、食後の家庭でのケアが重要になります。

このような点において、家庭用口腔洗浄機ウォーターピックは、歯周病の予防に最適と言えます。
タンクに入れた水またはぬるま湯に水圧をかけて、ノズルから発射されるジェット水流で、歯ブラシによるブラッシングでは取ることが難しい食べかすや、プラークをしっかりと洗い流すことができます。
またウォーターピックによりブラッシング時間が短縮でき、デンタルフロスや歯間ブラシよりも手軽に簡単にクリーニング効果を得ることができます。
ブラッシングの仕上げに口腔洗浄機を使用した場合、臨床的にプラークを抑制する効果があるという結果が得られており、歯ブラシとの併用ケアによるクリーニングが歯肉炎の予防に効果を発揮すると言えます。

また歯茎には多くの毛細血管やリンパ管が密集しており、ここが滞っていると不純物が排出できず炎症を起こしやすくなり、歯肉炎にもつながります。
歯茎をマッサージすることは血液やリンパの流れを促進し、不純物を排出しやすくする効果があります。
ウォーターピックのジェット水流によるマッサージは、歯肉が引き締まり血行が改善し、青黒くなっていた歯茎がピンク色に戻るとされています。

クリーニングとマッサージ効果を持つウォーターピックを毎日のオーラルケアに取り入れることは、家庭で簡単にできる歯肉炎予防の方法と言えるでしょう。